マネックスとオリックス合併 ネット証券に再編の風

 ネット証券会社の「マネックス証券」と「オリックス証券」が合併することになりました。
 合併時期は2010年5月だそうです。売上高で見るとマネックス証券は業界3位です。オリックス証券は7位です。それが合併後は2位に浮上するといいます。
 10月28日にそれぞれの会社が発表しました。
 発表によると、合併後の年間の売上高は約318億円、口座数は約119万件になるそうです。
 


 これでネット証券会社の順位は
1位  SBI証券
2位  マネックス証券・オリックス証券
3位  松井証券
4位  楽天証券
5位  カブドットコム証券
6位  クリック証券
となります。



 では、なぜ合併したのでしょうか?

 会見したマネックスの松本大社長は「統合で商品ラインアップを拡充し、質、規模で日本一のオンライン証券を目指す」と話しました。オリックスの梁瀬行雄社長は「単独での成長は限界。マネックス証券はオリックス証券と顧客層が異なり、最強のパートナーになる」と述べました。
 松本社長は、さすが業界3位だけあって話が前向きですね。ただ、梁瀬社長の方が、合併の理由を率直に語っているように見えます。確かにネット証券は「単独での成長は限界」に来ているかもしれません。



 証券のネット口座を持つ大きな利点は売買手数料の安さです。2009年の夏にSBIと楽天が手数料の最安値争いを繰り広げました。値下げによって利用者を囲い込もうとしたのです。ところが結果は、シェアに大きな変動がありませんでした。
 もっと値下げをしなければ効果がないのか。あるいは値下げだけでは利用者を囲い込むことはできないのか。
 手数料の下落は、利用者にとってうれしいことです。しかし、もっとうれしいのは株価の値上がりです。
 ところが、株価は今、低迷しています。さらに不況もあいまって、新たに株を始めようという人が少ないのかもしれません。



 合併し、会社の規模を大きくして今後の生き残りをかける。そんな風が、業界に吹き始めています。
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