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最終更新:2010年09月06日

株で後悔する6つの基本的失敗例

 株の値動きは、個人の力で思い通りに「操作」することはできません。では、株式投資をこれから始める人間は、何を「操作」すれば良いのでしょう。答えは、「リスク」です。

 海千山千のプロでさえ容易に予測のつかないのが、株式市場の相場変動。必然的に初心者でも上級者でも、負ける銘柄を購入する機会は存在します。しかし初心者だけが損をして上級者が利益を上げるという結果の違いが現れるとしたら、原因は「負けても大きく損をしない、リスク管理を行っているかどうか」に他なりません。

 以下では、初心者が陥りがちな、6つの失敗事例を集めました。これから株を始める方、株をやっていて「なぜ自分だけ損をしてしまうのだろう」とお悩みの方は、要チェックです。
 

失敗例1 損切りできない。

 株を始めるにあたって何よりも大事なのは、「損切り」をする勇気。早い段階で当該株を売り払い損失金額を確定しておけば、次の売買で簡単に取り返すことが可能です。

 含み損がなくなるまでホールドしていると、いつ損失を清算できるかわからず、せっかくの資金を他の有望な銘柄に分配しなおすこともできません。

 相場の急激な変動で損失を拡大しないためにも、「これ以上下がったら損切りする」、という明確な損切りラインを自身に設定する意識が必要です。

 

失敗例2 適正金額を決めつける。

 初心者は購入したときの金額をおぼえていて、損失を出しても「もともとの金額にいつか必ず戻る」と考えてしまいがちですが、株価は市場の動向だけでなく、企業の業績や政府の政策、さらには国際情勢など、様々な要因に応じて左右されるもの。株価が上がり続ける銘柄もあれば、いったん下がったらなかなか回復できない銘柄もあるのです。

 過去の値段に固執して、「あそこが適正金額だった」と決めつけるのは早計。過去と現在の値段の比較よりも、現在と未来の値段の比較を心がけましょう。

 

失敗例3 勝負どころで全力勝負してしまう。

 ある銘柄を「絶対に買いだ」と確信しても、すべての資金を一度に大量投入してはいけません。株の値動きに「絶対」はなく、たった一つの悪いニュースで、チャートの方向はいとも簡単に想像の反対を向いてしまうもの。たった一度の大勝負に賭けて、万が一全部資金をとられてしまったら、再起は難しくなります。

 常に余剰の資産を確保しながら損が出ても、取り返せる金額の範囲で売買する、あるいは、特性が異なる複数の銘柄(たとえば内需株と外需株など)に分散投資するなど、リスクの回避に努めましょう。

 

失敗例4 すべての売買で利益を出そうとしてしまう。

 株の値動きはどんなプロでも100%予測することは不可能。つまり、100戦100勝を狙うスーパーマンのような戦い方は、株取引の世界では絶対に通用しません。極端に言えば、たとえ1勝99敗の戦績でも、1回あたりの負けの金額を最小限に抑えれば、わずか1回の勝利でトータルの損益をプラスとすることも可能です。

 目指すべきは、損失を最小限に抑えるリスク管理の達人。目先の勝敗にこだわりすぎず、大きく負けない早め早めの「損切り」を磨けば、自然と収支は上向いてくるはずです。

 

失敗例5 利益目標を立ててしまう。

 利益は相場が決めるものであって、目標とする利益金額に向かって、自身でコントロールすることはできません。相場の流れを読まず投資額を過剰に増やしたり、引き際を誤ってしまうと、利益を増やすどころか、取り返しのつかないくらい大きな損失を抱えてしまう可能性も。

 値動きの激しい相場もあれば、穏やかに推移する相場もあります。自身にとって都合の良い空想をふくらませず、あくまで相場の動きに合わせる柔軟性を養いましょう。

 

失敗例6 他人の情報を鵜呑みにしてしまう。

 ネットの掲示板や知り合いのアドバイスなど、特に自身よりも株式投資経験の長い先輩の情報や意見はついつい鵜呑みにしてしまうもの。けれど、そういった意見が常に正しいのだとしたら、世界中は億万長者だらけになるはず。相場が人の意見とまったく逆の動きをするのは、少しも珍しいことではありません。

 人に頼っていてはいつまでたっても人任せの売買しかできず、負けた理由、損した理由を理解することもできません。意志もなく漫然と損失を重ねていくだけです。誰も、損失の補償をしてはくれません。

 重要なのは、難しいことですが、自身の投資スタイルをもつこと。失敗を分析して次回に活かすこと。失敗から学ぶ前向きな努力が、株式投資には必要です。

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